静物画の描き方

(水彩画)

kazumi sadoshima

家で採れた柿を描いてみようと思う。

葉っぱと枝のついたものを自然な感じで

淡く渋い感じの布を

焦げ茶のテーブルの上に置いてみた。

ここで、絵の構図を考えていく。

まず構図が決まったら、

鉛筆で形をデッサンしていく。

透明水彩を使っての淡彩画なので、

ここがかなり重要。

少々、形がずれても、

大きさが違っても無視、

全体のバランスと空間を考えて

明暗や陰影を鉛筆で書き込んでいく

(彩色のじゃまにならない程度に)

水を多めにしてそれぞれの色を塗って

全体の感じを見る

透明水彩の場合、

色を上から塗りつぶすことは

困難なので、

完成をイメージしながら色を置いていく

筆遣いは大まかに、色は慎重に、

といっても実物の色にとらわれすぎず、

自分で感じた色を大切に

立体感を意識しながら、色調を強める

筆の運びとしては

柿の実は丸みに合わせるように

枝は力強く、布は柔らかく

今回はテーブルの茶は着色せずに

仕上げる

あまり描き込み過ぎず、

今回はこの辺で