風景画の描き方

(水彩画)

kazumi sadoshima

山奥の枝垂れ桜の古木

遠く京都からやってきたらしい、

淡く白に近いピンクの花。

花と樹をどう描くか、

ここで、絵の構図を考えていく。

まず構図が決まったら、

鉛筆でおおまかにデッサンしていく。

少々、形がずれても、

大きさが違っても無視、

近景・中景・遠景の

全体のバランスを考えて

少し立体感がわかる程度に陰影をつけて

水を多めにしてそれぞれの色を塗って、全体の感じを見る

透明水彩の場合、

色を上から塗りつぶすことは

困難なので、

完成をイメージしながら色を置いていく

筆遣いは大まかに、色は慎重に、

常に中景と遠景を意識しながら、

遠近感や立体感を意識しながら、

色調を強める

樹の幹や枝の部分は

茶系の色の濃淡で立体的に

緑や黄緑の濃淡で

光を表すのは結構難しい

花びら一枚ずつなんて

とてもむりなので、

全体の雰囲気をつかみながら、

あまりピンクにならないように

遠近感をを意識して、

手前の影になっている石垣を少し強めに

立体感と樹木の強さを出すために、

黒っぽい色を多く使ってみた。黒っぽい色は慎重に使わないと失敗する。

全体にメリハリをつけて完成